『完璧主義』という言葉は聞こえが良いかもしれませんが、それが極限に達してしまった場合メンタルに悪い影響を与えます。『完全癖』とは、完璧な状態を求め妥協を許さないあまり、最終的には挫折してしまったり、自責の念に駆られてしまうことを言います。
『完全』を追い求めるあまり、心が擦り切れてしまい、メンタルに悪い影響が出てしまうのです。確かに、『理想像』を完全なものとして実現させるということは、人間の生き甲斐とも言えることでしょう。しかし、人間個々の力量において、それぞれ『キャパシティ』というものがあります。自分の力で出来る範囲、又は底上げ出来る力の範囲というものは、絶対的に限られているのです。
誰しも『向き・不向き』というものが有って、天才でもない限り爆発的な力の上昇というものは有り得ません。地道な努力をして、少しずつ失敗して、やっと理想に近いものを掴み取るというのが、本来人間が目標に到達する為のプロセスなのです。それを当たり前として捉えられず、「自分は何て駄目な人間なんだろう」と苦悩してしまうのが完全癖の人の特徴です。
完全癖の人は、目標到達までのプロセスですら憂鬱なものとして捉えます。「どうして出来ないんだ」「何故まだ私には出来ないんだ」と嘆き、必要以上に心を痛めます。努力しても、なかなか理想の形に到達できない自分の不甲斐なさに落胆し、途中で心が折れてしまうのです。