昨今、社会ではメンタルヘルスに対し注目されるようになってきたからなのか、メンタルヘルスに関する意見が、以前にも増して多く飛び交うようになってきました。しかし、情報を安易に入手出来るということは恐ろしいもので、参考にするべき意見から、心を痛めるような意見まで無差別に飛び交っているのが現状です。
一度『自殺』に関するニュースや、『鬱病』に関する話題がインターネットで上がってしまうとそれはもう目も当てられない惨状です。同情する人、精神病になってしまった人に対して無神経な意見を投げかける人、無関心な人、面白半分で話題の一つとして取り上げる人。
そのような人々の意見を一目で簡単に閲覧出来るようになってしまったことが、今一番恐ろしいことと言っても良いのではないでしょうか。それらの意見をあくまで『他者の意見』として捉えられれば問題は無いかもしれません。しかし、インターネットを利用する人が100%そう受け止めるかどうかは、また別の問題です。
最近では、メンタルヘルスに関して簡単に意見を言えるようになったことで、このように無神経な言動を目の当たりにすることが増えました。本来、インターネットが無かったとしても、人々は胸の内でこのように思っていたのかもしれません。
しかし、その胸の内が明らかになってしまうような現代で、精神を病んでいる人々の精神を守れる人は今どの位居るのでしょうか。もちろん、精神の病に対して真面目に考察する方も居れば、解決策を見出す為に思案している人々、胸を痛めている人もたくさん居ます。
その一方で、精神を病む人に対する非難の目が無くならないのもまた事実です。私達は、メンタルヘルスに対する正しい知識を身につけ、インターネット上だったとしても、心無い意見を投げかけないよう注意深く発言をするべきではないのでしょうか。それが、思いやりある社会のあり方なのではないかと感じます。