日本では、いつしか精神を病む人が急増しました。もう少し掘り下げて言えば、『精神を病む人が認知されるように』なりました。現代人が精神を病みがちになって、昔の人が病んでいなかったかと言えば、そんなことはありません。
『病は気から』ということわざもあるように、人は精神を病むと、身体にも何かしらの異変を示すようになります。これは『心身症』とも呼ばれ、病態に心理社会的因子が密接に関連していること、つまり、心の様子が身体に影響を及ぼしていることを指します。ことわざにもなっている位なので、昔からそのような傾向は誰しも有ったということがわかります。
身体の様子は心を動かし、心は身体の状態を変化させます。体調が悪ければ気持ちも落ち込みやすくなりますし、心が塞ぎこんでいる時は身体もそれに伴って、なかなか思うように動けなくなることがあります。
『メンタルヘルス』については後のページで詳しく説明しますが、簡単に言ってしまえばその字の如く、『心の健康』のことです。心の健康を保持するということは、身体の健康面を支えることにも繋がり、私達はより一層心の健康に関して知っていく必要があります。
何故このようにメンタルヘルスに注目されるようになったかと言えば、犯罪の根本は精神面の健康が万全でない為だということに、ようやく現代の人々が気付いたからでしょう。本来もっと早く気付き対策を練るべきではありましたが、人の心というものは、哲学者達や心理学者達がいまだ苦戦しているのを見てもわかる通り、とても難解なものです。
私達は、精神の健康を害している人に向かって『異常である』と決めて掛かったり、初めから理解しない姿勢をとってはいけません。精神を病むきっかけや原因は誰しも持ち得るもので、精神病患者を非難をしている人々ですら、それは既に心を病んでいる可能性があるのです。この『メンタルヘルス対策ドットコム』では、メンタルヘルスについて掘り下げて考えていきたいと思います。